以前、知り合いの億万長者のホームパーティに
ご招待いただいた体験を記述したブログの記事
（億万長者のホームパーティにご招待、別世界を見た！）
がきっかけで、
日本のテレビ局の制作会社のご担当者から昨年秋、
私の知り合いのスイスの億万長者を紹介してはいただけないか・・。
とのご依頼をいただきました。
テレビ制作会社からの突然のご依頼に、
驚きつつ多少の嬉しさもあった事は確かなのですが、
諸事情によりそのお申し出をお断りさせていただいた私。
このブログをご愛読下さっているみなさまの中には
この記事をご記憶の方々も多いかもしれません。
昨年の秋以降にこのブログをご覧下さっているみなさまへは念のため、
その記事はこちらです 
思いがけないテレビの依頼！？
番組は昨年10月から日本テレビでスタートした、
『なんでもワールドランキング 世界番付』というタイトルで、
その内容は、
見た事の無い様々な世界ランキングを満載して放送するのだそうで、
私へのコンタクトは過去のブログ記事を偶然ご覧になられたご担当者から、
スイスのとてつもないお金持ちを紹介して欲しいとのご依頼。
その時は丁重にお断りはしたものの、
「いつ頃放送されるのだろう？
他に目的のお金持ちは見つかったのかしら？？」
なんて気にかかりながらも日々の忙しさでほぼ忘れかけていたのですが、
昨日、日本の友人からメールが届き、
どうやらその特集が
10日（日本時間）に放送されたのだという事。彼女いわく、
まだ訪れた事のないスイスではあるけれど、
私の住むチューリッヒもクローズアップされ、
他人事とは思えずなかなか興味深かったのだとか・・。
もしかしたら他にも同じように感じて下さった方々もいらっしゃるかも！？
このブログをいつもご覧下さっているみなさまの中にも、
番組をご覧になられた方はおられますか・・？（笑）
残念ながらこの番組は
私がスイスで利用しているJSTVでは放送されておらず、
スコットランドは何大陸に属していません
「今回は観られないかな・・。」
と諦めかけていたのですが、
あるサイトを通じ楽しく視聴する事ができました！
様々なランキングを特集した2時間スペシャルのその放送で、
スイスが登場したのは
"世界一お金持ちが多い国を特集する"
というコーナー。
番組の調査によると、
スイスはお金持ちの国第1位
なのだそうです。複数の調査の一つとして
世界49都市の様々な職種の平均年収を調べたのだそうですが、
その番組の調査によると"年収の平均" ランキングは、
1位：チューリッヒ（スイス）５１７万円
2位：コペンハーゲン（デンマーク）４８９万円
３位：ニューヨーク（アメリカ） ４５９万円
で、チューリッヒが世界第1位 なのだとか・・。【番組調査】
もちろんこれはあくまでも平均なので、上を見るとキリは無いのですが・・。
と言う事でそれを調査しようと、
お笑い芸人・TKOの木下さんがスイスを訪問され、
普段私もお買い物をするチューリヒの
Bahnhofstrasse（バンホフ通り） をレポートされていました。
いつも私も利用するチューリヒのトラムを乗り降りする人々や、
通りに並ぶ高級店なども映し出され、
バンホフ通り パラデ・プラッツのど真ん中で、
「ここはお金持ちの国、スイスです〜！！」
と声を高らかに上げ、バンホフ通りを歩かれる木下さんに、
「あ、あそこはいつも私が歩いているあたりだ！」
（お金持ちばかりではなく、私のような庶民も歩いています。）
などと思いつつ、興味深く拝見していたのですが、
上記のランキングをボードに記して道行く人々に見せながら
何のランキングかは知らせずに順位だけを見せ、
「このランキングは何のランキングだと思いますか？」
と問いかける質問に、
スイス人から返ってきた答えは、
彼はtaxsを提出しなかった
「世界一治安の良い国かしら？ 」
「世界一優しい人が住む国だよ！」
「世界で一番生活が豊かな国だと思うわ・・。」
などと人々のいろいろな回答が出ていたようでした。
日本のバラエティ番組という事で、
ちょっと場所にはそぐわないお笑いを交えながらの展開に、
いかにもゴージャスないでたちのスイスのマダムからは
「あーら、年収のランキングね〜、
そうですよ、スイスは高いのです。」
なんて、
スイスのマダムたちを多少なりとも知る私の目からすると、
若干失笑気味に答えが返ってきたり、観ていてちょっぴりドキドキ・・。
ちなみに番組の調査によると、
スイスの最低賃金は月（日本円に換算すると）34万円 なのだそうです。
スタジオでコメントをされていたスイスご出身ある方の実体験によれば、
中高生の学生時代にされていたスイスのレジでのアルバイトの "時給" が
2000円〜3000円 だったのだそう。
もちろんスタジオ内のタレントさんたちからは
「えええっーーー！？ 」
との感嘆の声があがる訳ですが、
その後のレポートで、
年収に比例し物価が高い（番組によれば 北欧をしのぎ世界一高い！）
との事も伝えられており、
私も行きつけのデパート・GLOBUS の前の立て看板を見ながら、
ランチの価格に驚愕する芸人さんのご様子に私も心の中で、
「そうなんですよー、高いんです！」
と、勝手につぶやきながら見ていると、
比較的安く買えるホットドッグとドリンクセット
それでも10フラン以上（約1,000円）を購入され、
その物価の高さに芸人さんは絶句！
「日本ならば気の利いた定食が食べられる・・。」
とつぶやかれる木下さんに、
「私達スイス在住の日本人もいつも同じ事を感じ、
そう話しているんですよ〜。」
などと画面に向かって独り言を言いながらも、
ここスイスに住んでいると、
なんだか感覚が麻痺して当たり前になってしまっている事でも、
ブリッジクリーナー、フォールズチャーチ
やはり日本や他の国々から来られるみなさんは驚かれるのだなー。と、
あらためて感じたり・・。
物価ランキングでも世界一高いスイスで日常生活で見慣れた価格は、
卵10個が 約580円、
トイレットペーパーは12ロールで 約750円 など等。（番組での紹介）
物価の高い世界ランキングは、
1位：スイス
2位：ノルウェー
3位：デンマーク・オーストリア
そして 第４位が日本 なのだそう。
（あくまでもこの番組による調査）
その後番組クルーはチューリッヒを離れ、
・年間の学費が約１０００万円の超セレブな学校に潜入！（ザンクトガレン）
・世界有数の高級住宅街のお宅拝見！（ジュネーブ）
へと展開され、
学費が年間1千万円かかる学校の紹介、
ジュネーブのレマン湖畔の高級住宅街 "コロニー" にお住まいの
旦那様が石油会社にご勤務のあるお宅訪問で
そちらの奥様にインタビューをされており、
約９億円の豪邸にお住まいのご家庭の
部屋の中のインテリアのこだわりなどもご紹介。
少しくらいのお金は惜しまない・・。』
というのがそのマダムのコメント。
確かに知人のスイス人の一般家庭でも、
一脚200万円するカウチが何気なくリビングに置かれていたり、
数万円するワイングラスで普通にワインを楽しんだり、
私には到底無縁の別世界が存在する事も事実。
一見スイス人は "ケチ" だと言われがちですが、
『無駄な事には浪費せず、
心の安らぎと豊かさの象徴である家や
家具には惜しみなくお金をかける・・。』
と語られるマダムに、
これがスイス人の特徴でもあるなーとも感じる私・・・。
番組の冒頭部分ではバンホフシュトラッセで絶叫する芸人さんに
町行く人々の冷ややかな視線が気にかかり、
どうなる事かと不安でしたが、
最後にはバラエィでありながらも
本来のスイス人の求める生活の豊かさも取材に現されており、
アメリカのような見た目の派手さは無いものの、
『心の豊かさが真のお金持ちの姿なのかもしれない・・。』
としめくられていたのが印象的で、
とても面白く興味深い番組であると感じました。
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